11月20日、アルゼンチン全土で、最大の反政府労働者組合CGTがゼネストの実施
を通告しております。このゼネストにアルゼンチン航空およびLAN航空のいくつ
かのセクションの職員の組合が便乗することが発表されました。

便乗する組合には整備士やパイロットの組合が含まれているため、アルゼンチン
国内および近隣国行きのフライトの離陸ができなくなると予想されています。ま
た、国際線フライトの離陸にも大幅な遅延が避けられないと考えられています。

また明日は大規模なデモがブエノスアイレスをはじめ、アルゼンチンの各都市内
各所で行われることが予想されます。トラック運転手の組合であるCGTのデモに
は、金で雇われた多数の扇動家グループが多数参加することもあり非常に危険で
す。明日は多くの商店、企業、サービスが停止または営業を見合わせる可能性が
あります。

また、ブエノスアイレス市内では複数の箇所で道路封鎖が予定されています。こ
の混乱にともない、フライトが無事到着できた場合でも、ホテルへの送迎は相当
な迂回を強いられるか、最悪の場合送迎がなくなってしまう可能性もあります。

ブエノスアイレスをはじめとする各都市がどのような状況になるか、現時点では
明日になって見なければわかりませんが、少なくともブエノスアイレスに関して
確実に言えるのは、当日の市内観光のいくつかのスポットは確実に訪問できませ
ん（とりわけ、演説の行われる5月広場および道路が封鎖される7月9日通り）。
デモに近づくとバスが襲撃される可能性もあるため、徒歩であれ乗車であれ、当
日の市内観光は控えたほうがいいです。また、すでにブエノスアイレスに滞在中
のお客様は、むやみとホテルから出ないことをお勧めします。

ブエノスアイレス御滞在中の方を含めご注意ください。