新発見!世界四大文明をくつがえす『カラル遺跡』(caral)

 『カラル遺跡』はリマから北に200Kの中央高原にあり、今から100年前の1905年に発見されましたが、年代測定などの綿密な調査が行われなかったため、今日まで発表されませんでした。
2001年、アメリカとペルーの合同調査団による発掘調査で『カラル遺跡』は南北アメリカ大陸で最も古い古代都市遺跡であることが確認され、さらに発見された植物の炭素年代測定した結果、最大紀元前2627年(4600年前)の物であることが判明しました。
4600年前と言えば、エジプトに統一国家が誕生した頃と時を同じくすることになります。そうであれば『カラル遺跡』は間違いなく世界最古の文明の一つと言え、 『カラル遺跡』をのけものにして世界四大文明とは言えないでしょう(世界四大文明、エジプト、メソポタミア、インダス、黄河)『カラル遺跡』はペルー文明を含めた世界五大文明がたまたま同時代に起こっていたのでしょうか。
 『カラル遺跡』は、全部で32ある城壁と階段状のピラミット群が見もので、大きい物は高さ20Mぐらいあります。これらの遺跡を考古学と言う専門的ではなく、一人の旅人として古代アンデス文明の謎に迫ってみませんか?神秘なインカの世界を現代に甦らせるロマンのステージ、ペルー。
現在、考古学者以外はまだ誰も訪れていないカラル遺跡を、今回、天野博物館の全面的な協力を得て見学できる、世界で始めてのツアーが実現しました。

BSプライムタイム  「ペルー 謎のピラミッド」 04年02月19日  後10・00~10・50  放映
 近年ペルーのある遺跡が考古学の注目を集めている。首都・リマから北へ約200キ ロのところにあるカラル(Caral)遺跡がそれである。ピラミッドを戴くこの都市遺 跡は、近年の調査によると、エジプトのピラミッドと同時代もしくはそれよりも古い 可能性があるというのだ。
カラル遺跡自体は、以前から知られていたが、注目を浴びることはこれまでなかっ た。しかし近年の再調査により状況は一変する。この遺跡で出土したカゴを分析する と、今から約5,000年以上前の紀元前2,600年のものであることが分かり、さらに次々と不思議な発見が続く。海岸から30キロ以上も離れたこの地で、イワシを食べた形跡。320キロも離れた土 地でしか取れないはずの植物の粉。そして至るところで見つかる綿繊維とワタの種。
これまでは都市形成には戦争が大きな影響を与えてきたという説が有力であったが、この遺跡では戦争の跡どころか武器すらも見つからない。これらが示すものは何なのか?土器の使用も、鉄器の使用の形跡さえないこの町で は、どのような暮らしがされていたのか?この都市は、どのように形成されたのか?そして、そこに住む人々はどのような暮らしをしていたのか?番組では、遺物、生活 跡などを最新の科学技術で分析し、これらの謎を明らかにしていく。


[原 題] The Lost Pyramids of Caral [制 作] イギリス 2002年 BBC
発掘品笛 発掘品人形 ピラミッド
ピラミッド 集合写真
阪根氏
大ピラミッドからの眺め
大ピラミッドからの眺め
円形広場
大ピラミッドからの眺め
大ピラミッドからの眺め
大ピラミッドからの眺め
大ピラミッドからの眺め
発掘現場


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